interview

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コンサルティングとは物事の本質を
理解して解決策を一緒に考えることです

臨床開発担当
2016年入社 T.I

学生時代に学んでいたこと

私は分子生物学を専攻していて、細胞内でのタンパク質分解について勉強・研究していました。最終的に論文に載るような華やかな成果は得られませんでしたが、論理的思考や仮説を立てる思考(いわゆるアブダクション)など、科学的な思考力の基礎を身に着けることはできたとは感じています。今はいわゆる研究職として働いているわけではないですが、このような科学的な思考力は今の仕事をするうえでも確実に重要な武器の一つになっています。今研究室で研究している方は、“知識”だけでなく是非“考え方”も磨いていくようにしてみてください。

現在の仕事内容

CRA(臨床開発モニター)として働いていましたが、その他にも、コンサルティング、治験調整事務局、プロジェクトマネジメントも兼務しており、今ではそれらをメインで担当しています。
コンサルティングの仕事としては、治験の開始前の段階で、どのようなデザインのプロトコルで治験を実施していけば最終的に開発が成功するのかを見据えて、いろいろと調査したり治験実施計画を考えたりしてお客様にご提供しています。
治験調整事務局やプロジェクトマネジメントの仕事としては、治験の実施中の段階で、治験という一つのプロジェクトに関連するあらゆる関係部門への指揮・調整・サポート等を行っています。

仕事のやりがい

コンサルティングの仕事とは端的に言うと、誰かが悩んでいることの本質を理解して、解決策や作戦を一緒に考えたり実行することです。私はもともと、人の悩みを聞いたり何かを改良したりといった問題を解決すること自体が好きなので、コンサルティングのやりがいとはまさに「仕事として問題を解決できること」自体だと思って取り組んでいます。
治験調整事務局やプロジェクトマネジメントの仕事は簡単に言うと、治験やプロジェクトに関係している全ての部門の人が自分の専門業務に安心して専念できるよう、あらゆる手を打つことです。目に見えることも目に見えないことも色々とすることになります。やりがいを感じる時は、むしろプロジェクトに何も問題が起きていないときです。「あの時にあの手を打っておいた成果だな」と一人こっそりと実感しているときにやりがいを感じることはあります。

仕事を続ける上でのモチベーション

私のモチベーションは一言で言うと改善欲でしょうか。
この治験業界は最先端なようでいて意外とまだまだ効率化・改善できる余地があります。これまでの慣習に倣うのをとりあえず良しとする風潮が大なり小なりの様々な局面に存在しており、それに伴って結果的に目的に合致しないような無駄な作業が発生してしまっているケースが少なくないのですが、このような問題は意外と認知しづらいものです。
私が比較的得意なことのひとつに「何が無駄か?」「何が本当に重要か?」を考えることがありますので、それを活かして無駄な作業の削減や非合理的なプロセスを発見し改善に貢献することは、仕事を行う上でのモチベーションになっています。また伴って、重要性に正しい優先順位をつけていくためには、治験のタテの関係やヨコの関係などを、点だけではなく線や面で広く理解していなければなりませんので、知識習得のモチベーションにも遠いところで繋がっていると思います。

エスアールディらしさを感じた
エピソード

部門間での垣根がなく、協力的な雰囲気があることです。
私が初めてプロジェクトマネジャーになった頃、各部門にどのようなタスクがあるのか分からないことが多くあり、恐る恐る各部門の社員に教わりに行ったことがあったのですが、どの部門の方も嫌な顔一つせず、むしろ時間を使ってすごく丁寧に教えてくれたことが印象に残っています。今でも分からないことがあるとよく質問させていただきますが、毎回丁寧に教えていただいています。また、同じプロジェクトになれば、その中の各部門同士で主体的かつ活発に意見を発信しあっており、エスアールディらしいと感じています。

社内の雰囲気

社風としては、流行りのものを何でもかんでも取り入れるわけではなく、かといって頑なに旧来の風習を続けるわけでもなく、日本の古き良き風土と現代的な雰囲気とが絶妙な塩梅で溶け込んでいるという印象を受けます。人間面としては、若い人の割合が多く、全体的にフレッシュな印象はあります。一方で年次が若かったとしてもしっかり考えてアピールしていれば、いろんなチャンスを与えてくれる会社であるという印象もあります。

今後の目標

私が初めて入社してから今では後輩も増えてきたので、つい先輩風を吹かしてしまう場面も多くなってしまいましたが、自分はまだまだ若くて未熟であるという初心を忘れないようにはしていきたいとは思っています。
具体的な目標ではないですが、人間としてAIに負けないような本質的なスキルを仕事の中で磨くことは意識しています(具体的には、問題解決能力やマネジメント力、イノベーション力など)。AIの活躍を恐れずにむしろ感謝できるようになりたいです。幸いにも今まさに発揮しやすい環境や機会に恵まれていますので、引き続き感謝の心もって仕事に励んでいきたいと思います。

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